テルビナフィン

抗真菌薬-アリルアミン系

作用機序

・スクアレン-2.3-エポキシダーゼを阻害
→エルゴステロールの生合成を阻害
→細胞膜合成を阻害

効能効果

1.皮膚糸状菌（トリコフィトン属、ミクロスポルム属、エピデルモフィトン属）、カンジダ属、スポロトリックス属、ホンセカエア属による下記感染症
但し、外用抗真菌剤では治療困難な患者に限る。
(1)深在性皮膚真菌症
Ⅰ.白癬性肉芽腫
Ⅱ.イスポロトリコーシス
Ⅲ.クロモミコーシス
(2)表在性皮膚真菌症
Ⅰ.白癬
(Ⅰ)爪白癬
(Ⅱ)手・足白癬
(Ⅲ)生毛部白癬
(Ⅳ)頭部白癬
(Ⅴ)ケルスス禿瘡
(Ⅵ)白癬性毛瘡
(Ⅶ)生毛部急性深在性白癬
(Ⅷ)硬毛部急性深在性白癬
◆手・足白癬は角質増殖型の患者及び趾間型で角化・浸軟の強い患者、生毛部白癬は感染の部位及び範囲より外用抗真菌剤を適用できない患者に限る。
Ⅰ.カンジダ症
(Ⅰ)爪カンジダ症
2.下記の皮膚真菌症の治療
(1)白癬
Ⅰ.足白癬
Ⅱ.体部白癬
Ⅲ.股部白癬
(2)皮膚カンジダ症
Ⅰ.指間びらん症
Ⅱ.間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)
(3)癜風

含有医薬品

テルビナフィン塩酸塩

・経口
ネドリール錠125mg
ラミシール錠125mg
テルビナフィン錠125mg「イワキ」
テルビー錠125mg

・外用
ラミシールクリーム1%
ラミシール外用液１％
ラミシール外用スプレー１％
テビナシールクリーム１％
テルビナフィン塩酸塩クリーム1％「イワキ」／テルビナフィン塩酸塩外用液1％「イワキ」

医薬品の適応一覧

	経口	外用
深在性皮膚真菌症	○	×
白癬性肉芽腫	○	×
イスポロトリコーシス	○	×
クロモミコーシス	○	×
表在性皮膚真菌症	○	×
白癬	○	×
爪白癬	○	×
手・足白癬	○	×
生毛部白癬	○	×
頭部白癬	○	×
ケルスス禿瘡	○	×
白癬性毛瘡	○	×
生毛部急性深在性白癬	○	×
硬毛部急性深在性白癬	○	×
カンジダ症	○	×
爪カンジダ症	○	×
下記の皮膚真菌症の治療	○×	○
白癬	×	○
足白癬	×	○
体部白癬	×	○
股部白癬	×	○
皮膚カンジダ症	×	○
指間びらん症	×	○
間擦疹	×	○
癜風	×	○

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健康/医療
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