最終更新: kusurisuku 2022年02月14日(月) 17:51:20履歴
巨赤芽球性貧血(悪性貧血)治療薬
・ビタミンB12は腸内細菌で合成される
・ビタミンB12は緑黄色野菜には含まれないため、ベジタリアンやヴィーガンのかたには注意する
・細胞の成長、神経のミエリン(髄鞘を構成する物質)形成に必要な成分のため、ビタミンB12不足により末梢神経障害が起こる
・巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸(ビタミンB9)の欠乏によって起こる。
・巨赤芽球性貧血に葉酸を使用する場合は、ビタミンB12製剤を併用する(葉酸による造血亢進でビタミンB12の消費が進み、神経症状が悪化するため)
・ビタミンB12は内因子(胃の壁細胞から分泌される糖タンパク質)と結合し、小腸下部の回腸から吸収される。
・内因子抗体などの自己抗体によって壁細胞が障害されると内因子が欠乏し、ビタミンB12の吸収が阻害され巨赤芽球性貧血を発症する。
・巨赤芽球性貧血には経口投与での吸収がよくないため、皮下もしくは筋注などの注射で行われる。
・ビタミンB12は腸内細菌で合成される
・ビタミンB12は緑黄色野菜には含まれないため、ベジタリアンやヴィーガンのかたには注意する
・細胞の成長、神経のミエリン(髄鞘を構成する物質)形成に必要な成分のため、ビタミンB12不足により末梢神経障害が起こる
・巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸(ビタミンB9)の欠乏によって起こる。
・巨赤芽球性貧血に葉酸を使用する場合は、ビタミンB12製剤を併用する(葉酸による造血亢進でビタミンB12の消費が進み、神経症状が悪化するため)
・ビタミンB12は内因子(胃の壁細胞から分泌される糖タンパク質)と結合し、小腸下部の回腸から吸収される。
・内因子抗体などの自己抗体によって壁細胞が障害されると内因子が欠乏し、ビタミンB12の吸収が阻害され巨赤芽球性貧血を発症する。
・巨赤芽球性貧血には経口投与での吸収がよくないため、皮下もしくは筋注などの注射で行われる。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」 | ||||
ビタミンB12 | 男性 | 女性 | ||
推奨量(μg/日) | 推奨量(μg/日) | |||
0〜5(月) | 0.4※ | 0.4※ | ||
6〜11(月) | 0.5※ | 0.5※ | ||
1〜2(歳) | 0.9 | 0.9 | ||
3〜5(歳) | 1.1 | 1.1 | ||
6〜7(歳) | 1.3 | 1.3 | ||
8〜9(歳) | 1.6 | 1.6 | ||
10〜11(歳) | 1.9 | 1.9 | ||
12〜14(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
15〜17(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
18〜29(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
30〜49(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
50〜64(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
65〜74(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
75以上(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
妊婦(付加量) | 0.4 | |||
授乳婦(付加量) | 0.8 |
1.調節性眼精疲労における微動調節の改善
2.ビタミンB12欠乏症の予防及び治療
3.ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)
4.巨赤芽球性貧血
5.広節裂頭条虫症
6.悪性貧血に伴う神経障害
7.吸収不全症候群(スプルー等)
8.下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)栄養性及び妊娠性貧血
(2)胃切除後の貧血
(3)肝障害に伴う貧血
(4)放射線による白血球減少症
(5)神経痛
(6)末梢神経炎
(7)末梢神経麻痺
2.ビタミンB12欠乏症の予防及び治療
3.ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)
4.巨赤芽球性貧血
5.広節裂頭条虫症
6.悪性貧血に伴う神経障害
7.吸収不全症候群(スプルー等)
8.下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)栄養性及び妊娠性貧血
(2)胃切除後の貧血
(3)肝障害に伴う貧血
(4)放射線による白血球減少症
(5)神経痛
(6)末梢神経炎
(7)末梢神経麻痺
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)神経痛
(2)筋肉痛・関節痛
(3)末梢神経炎・末梢神経麻痺
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)神経痛
(2)筋肉痛・関節痛
(3)末梢神経炎・末梢神経麻痺
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)神経痛
(2)筋肉痛・関節痛
(3)末梢神経炎・末梢神経麻痺
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)神経痛
(2)筋肉痛・関節痛
(3)末梢神経炎・末梢神経麻痺
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)神経痛
(2)筋肉痛・関節痛
(3)末梢神経炎・末梢神経麻痺
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)神経痛
(2)筋肉痛・関節痛
(3)末梢神経炎・末梢神経麻痺
・注射
シアノコバラミン注射液1mg「杏林」
シアノコバラミン注射液1000μg「トーワ」
シアノコバラミン注1000μg「KN」
・目薬
サンコバ点眼液0.02%
ソフティア点眼液0.02%
シアノコバラミン点眼液0.02%「杏林」
シアノコバラミン注射液1mg「杏林」
シアノコバラミン注射液1000μg「トーワ」
シアノコバラミン注1000μg「KN」
・目薬
サンコバ点眼液0.02%
ソフティア点眼液0.02%
シアノコバラミン点眼液0.02%「杏林」
点眼 | 注射 | |
---|---|---|
調節性眼精疲労における微動調節の改善 | ○ | × |
ビタミンB12欠乏症の予防及び治療 | × | ○ |
ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給 | × | ○ |
巨赤芽球性貧血 | × | ○ |
広節裂頭条虫症 | × | ○ |
悪性貧血に伴う神経障害 | × | ○ |
吸収不全症候群(スプルー等) | × | ○ |
栄養性及び妊娠性貧血 | × | ○ |
胃切除後の貧血 | × | ○ |
肝障害に伴う貧血 | × | ○ |
放射線による白血球減少症 | × | ○ |
神経痛 | × | ○ |
末梢神経炎 | × | ○ |
末梢神経麻痺 | × | ○ |
1.下記状態時のアミノ酸、電解質、水溶性ビタミン及び水分の補給
(1)経口摂取不十分で、軽度の低蛋白血症又は軽度の低栄養状態にある場合
(2)手術前後
2.経口・経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、カロリー、アミノ酸、ビタミン補給
3.経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、アミノ酸、カロリー、ビタミン、亜鉛、鉄、銅、マンガン及びヨウ素の補給
(1)経口摂取不十分で、軽度の低蛋白血症又は軽度の低栄養状態にある場合
(2)手術前後
2.経口・経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、カロリー、アミノ酸、ビタミン補給
3.経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、アミノ酸、カロリー、ビタミン、亜鉛、鉄、銅、マンガン及びヨウ素の補給
1.一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり、経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。
2.一般に,手術後患者の栄養保持に用いることができるが,特に長期にわたり,経口的食事摂取が困難で,単位量当たり高カロリー(1.5kcal/mL)の経腸栄養剤を必要とする下記の患者の経管栄養補給に使用する.
(1)水分の摂取制限が必要な患者(心不全や腎不全を合併している患者など)
(2)安静時エネルギー消費量が亢進している患者(熱傷患者,感染症を合併している患者など)
(3)経腸栄養剤の投与容量を減らしたい患者(容量依存性の腹部膨満感を訴える患者など)
(4)経腸栄養剤の投与時間の短縮が望ましい患者(口腔外科や耳鼻科の術後患者など)
3.一般に、手術前・後の患者に対し、未消化態蛋白を含む経管栄養剤による栄養管理が困難な時用いることができるが、とくに下記の場合に使用する。
(1)未消化態蛋白を含む経管栄養剤の適応困難時の術後栄養管理
(2)腸内の清浄化を要する疾患の栄養管理
(3)術直後の栄養管理
(4)消化管異常病態下の栄養管理(縫合不全、短腸症候群、各種消化管瘻等)
(5)消化管特殊疾患時の栄養管理(クローン氏病、潰瘍性大腸炎、消化不全症候群、膵疾患、蛋白漏出性腸症等)
(6)高カロリー輸液の適応が困難となった時の栄養管理(広範囲熱傷等)
4.新生児及び乳幼児の下記疾患の栄養管理に用いる。ただし、適用年令は原則として2才未満とする。
(1)小腸切除、回腸瘻造設等で消化吸収障害を有する場合
(2)悪性腫瘍
(3)心疾患術後
(4)難治性下痢
(5)術前に腸管内の清浄化を要する場合
(6)消化管術後で未消化態タンパクを含む栄養物による栄養管理が困難な場合
(7)ヒルシュスプルング病(short segment)の保存療法、胆道閉鎖、栄養障害等で未消化態タンパクを含む栄養物による栄養管理が困難な場合
2.一般に,手術後患者の栄養保持に用いることができるが,特に長期にわたり,経口的食事摂取が困難で,単位量当たり高カロリー(1.5kcal/mL)の経腸栄養剤を必要とする下記の患者の経管栄養補給に使用する.
(1)水分の摂取制限が必要な患者(心不全や腎不全を合併している患者など)
(2)安静時エネルギー消費量が亢進している患者(熱傷患者,感染症を合併している患者など)
(3)経腸栄養剤の投与容量を減らしたい患者(容量依存性の腹部膨満感を訴える患者など)
(4)経腸栄養剤の投与時間の短縮が望ましい患者(口腔外科や耳鼻科の術後患者など)
3.一般に、手術前・後の患者に対し、未消化態蛋白を含む経管栄養剤による栄養管理が困難な時用いることができるが、とくに下記の場合に使用する。
(1)未消化態蛋白を含む経管栄養剤の適応困難時の術後栄養管理
(2)腸内の清浄化を要する疾患の栄養管理
(3)術直後の栄養管理
(4)消化管異常病態下の栄養管理(縫合不全、短腸症候群、各種消化管瘻等)
(5)消化管特殊疾患時の栄養管理(クローン氏病、潰瘍性大腸炎、消化不全症候群、膵疾患、蛋白漏出性腸症等)
(6)高カロリー輸液の適応が困難となった時の栄養管理(広範囲熱傷等)
4.新生児及び乳幼児の下記疾患の栄養管理に用いる。ただし、適用年令は原則として2才未満とする。
(1)小腸切除、回腸瘻造設等で消化吸収障害を有する場合
(2)悪性腫瘍
(3)心疾患術後
(4)難治性下痢
(5)術前に腸管内の清浄化を要する場合
(6)消化管術後で未消化態タンパクを含む栄養物による栄養管理が困難な場合
(7)ヒルシュスプルング病(short segment)の保存療法、胆道閉鎖、栄養障害等で未消化態タンパクを含む栄養物による栄養管理が困難な場合
フルカリック1号輸液(903mL)/フルカリック1号輸液(1354.5mL)/フルカリック2号輸液(1003mL)/フルカリック2号輸液(1504.5mL)/フルカリック3号輸液(1103mL)
ネオパレン1号輸液(1000mL袋)/ネオパレン1号輸液(1500mL袋)/ネオパレン2号輸液(1000mL袋)/ネオパレン2号輸液(1500mL袋)
エルネオパNF1号輸液(1000mL袋)/エルネオパNF1号輸液(1500mL袋)/エルネオパNF1号輸液(2000mL袋)/エルネオパNF2号輸液(1000mL袋)/エルネオパNF2号輸液(1500mL袋)/エルネオパNF2号輸液(2000mL袋)
ワンパル1号輸液/ワンパル2号輸液
パレプラス輸液(500mL)/パレプラス輸液(1000mL)
ネオパレン1号輸液(1000mL袋)/ネオパレン1号輸液(1500mL袋)/ネオパレン2号輸液(1000mL袋)/ネオパレン2号輸液(1500mL袋)
エルネオパNF1号輸液(1000mL袋)/エルネオパNF1号輸液(1500mL袋)/エルネオパNF1号輸液(2000mL袋)/エルネオパNF2号輸液(1000mL袋)/エルネオパNF2号輸液(1500mL袋)/エルネオパNF2号輸液(2000mL袋)
ワンパル1号輸液/ワンパル2号輸液
パレプラス輸液(500mL)/パレプラス輸液(1000mL)
エレンタール配合内用剤
エレンタールP乳幼児用配合内用剤
エンシュア・リキッド
エンシュア・H
ツインラインNF配合経腸用液
ラコールNF配合経腸用液
ラコールNF配合経腸用半固形剤
エネーボ配合経腸用液
イノラス配合経腸用液
エレンタールP乳幼児用配合内用剤
エンシュア・リキッド
エンシュア・H
ツインラインNF配合経腸用液
ラコールNF配合経腸用液
ラコールNF配合経腸用半固形剤
エネーボ配合経腸用液
イノラス配合経腸用液
パレプラス | ネオパレン/フルカリック | エルネオパ/ワンパル | |
---|---|---|---|
アミノ酸、電解質、水溶性ビタミン及び水分の補給 | ○ | × | × |
水分、電解質、カロリー、アミノ酸、ビタミン補給 | × | ○ | × |
水分、電解質、アミノ酸、カロリー、ビタミン、亜鉛、鉄、銅、マンガン及びヨウ素の補給 | × | × | ○ |
イノラス/エネーボ/ラコール/ツインライン/エンシュア・リキッド | エンシュア・H | エレンタール | 〃P乳幼児用 | |
---|---|---|---|---|
手術後患者の栄養保持・経口的食事摂取が困難な場合 | ○ | × | × | × |
水分の摂取制限が必要な患者 | × | ○ | × | × |
安静時エネルギー消費量が亢進している患者 | × | ○ | × | × |
経腸栄養剤の投与容量を減らしたい患者 | × | ○ | × | × |
経腸栄養剤の投与時間の短縮が望ましい患者 | × | ○ | × | × |
未消化態蛋白を含む経管栄養剤の適応困難時の術後栄養管理 | × | × | ○ | × |
腸内の清浄化を要する疾患の栄養管理 | × | × | ○ | × |
術直後の栄養管理 | × | × | ○ | × |
消化管異常病態下の栄養管理 | × | × | ○ | × |
消化管特殊疾患時の栄養管理 | × | × | ○ | × |
高カロリー輸液の適応が困難となった時の栄養管理 | × | × | ○ | × |
小腸切除、回腸瘻造設等で消化吸収障害を有する場合 | × | × | × | ○ |
悪性腫瘍 | × | × | × | ○ |
心疾患術後 | × | × | × | ○ |
難治性下痢 | × | × | × | ○ |
術前に腸管内の清浄化を要する場合 | × | × | × | ○ |
消化管術後で未消化態タンパクを含む栄養物による栄養管理が困難な場合 | × | × | × | ○ |
ヒルシュスプルング病(short segment)の保存療法、胆道閉鎖、栄養障害等 | × | × | × | ○ |
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