最終更新: kusurisuku 2022年02月14日(月) 17:35:51履歴
巨赤芽球性貧血(悪性貧血)治療薬
・補酵素型ビタミンB12
・ビタミンB12は腸内細菌で合成される
・ビタミンB12は緑黄色野菜には含まれないため、ベジタリアンやヴィーガンのかたには注意する
・細胞の成長、神経のミエリン(髄鞘を構成する物質)形成に必要な成分のため、ビタミンB12不足により末梢神経障害が起こる
・巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸(ビタミンB9)の欠乏によって起こる。
・巨赤芽球性貧血に葉酸を使用する場合は、ビタミンB12製剤を併用する(葉酸による造血亢進でビタミンB12の消費が進み、神経症状が悪化するため)
・ビタミンB12は内因子(胃の壁細胞から分泌される糖タンパク質)と結合し、小腸下部の回腸から吸収される。
・内因子抗体などの自己抗体によって壁細胞が障害されると内因子が欠乏し、ビタミンB12の吸収が阻害され巨赤芽球性貧血を発症する。
・巨赤芽球性貧血には経口投与での吸収がよくないため、皮下もしくは筋注などの注射で行われる。
・補酵素型ビタミンB12
・ビタミンB12は腸内細菌で合成される
・ビタミンB12は緑黄色野菜には含まれないため、ベジタリアンやヴィーガンのかたには注意する
・細胞の成長、神経のミエリン(髄鞘を構成する物質)形成に必要な成分のため、ビタミンB12不足により末梢神経障害が起こる
・巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸(ビタミンB9)の欠乏によって起こる。
・巨赤芽球性貧血に葉酸を使用する場合は、ビタミンB12製剤を併用する(葉酸による造血亢進でビタミンB12の消費が進み、神経症状が悪化するため)
・ビタミンB12は内因子(胃の壁細胞から分泌される糖タンパク質)と結合し、小腸下部の回腸から吸収される。
・内因子抗体などの自己抗体によって壁細胞が障害されると内因子が欠乏し、ビタミンB12の吸収が阻害され巨赤芽球性貧血を発症する。
・巨赤芽球性貧血には経口投与での吸収がよくないため、皮下もしくは筋注などの注射で行われる。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」 | ||||
ビタミンB12 | 男性 | 女性 | ||
推奨量(μg/日) | 推奨量(μg/日) | |||
0〜5(月) | 0.4※ | 0.4※ | ||
6〜11(月) | 0.5※ | 0.5※ | ||
1〜2(歳) | 0.9 | 0.9 | ||
3〜5(歳) | 1.1 | 1.1 | ||
6〜7(歳) | 1.3 | 1.3 | ||
8〜9(歳) | 1.6 | 1.6 | ||
10〜11(歳) | 1.9 | 1.9 | ||
12〜14(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
15〜17(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
18〜29(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
30〜49(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
50〜64(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
65〜74(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
75以上(歳) | 2.4 | 2.4 | ||
妊婦(付加量) | 0.4 | |||
授乳婦(付加量) | 0.8 |
1.ビタミンB12欠乏症の予防及び治療
2.ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)
3.巨赤芽球性貧血
4.広節裂頭条虫症
5.悪性貧血に伴う神経障害
6.吸収不全症候群(スプルー等)
以上3項〜6項の効能・効果及び胃切除後の貧血に対して用いる場合、経口投与によると吸収が悪いのでやむを得ぬ場合以外は注射によることが望ましい。
7.下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)栄養性及び妊娠性貧血
(2)胃切除後の貧血
(3)肝障害に伴う貧血
(4)放射線による白血球減少症
(5)神経痛
(6)末梢神経炎、末梢神経麻痺
(7)筋肉痛、関節痛
(8)中枢神経障害(脊髄炎、変性疾患等)
7項の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
2.ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)
3.巨赤芽球性貧血
4.広節裂頭条虫症
5.悪性貧血に伴う神経障害
6.吸収不全症候群(スプルー等)
以上3項〜6項の効能・効果及び胃切除後の貧血に対して用いる場合、経口投与によると吸収が悪いのでやむを得ぬ場合以外は注射によることが望ましい。
7.下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)栄養性及び妊娠性貧血
(2)胃切除後の貧血
(3)肝障害に伴う貧血
(4)放射線による白血球減少症
(5)神経痛
(6)末梢神経炎、末梢神経麻痺
(7)筋肉痛、関節痛
(8)中枢神経障害(脊髄炎、変性疾患等)
7項の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
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